「Melissa officinalis」

balm

「私たちの周りには環境からの強い刺激があまりにも溢れている。造形の氾濫、色の波、宇宙衛星放送、宣伝キャンペーンなどが私たちに流れ込んでくる。それらと一線を画し、固有の生活リズムに従って自分の中心を守ることは、ますます難しくなっているが、外面にとらわれず、内面的な価値を大切にして生きることだけが私たちの心のバランスと満足をもたらすといえよう。ごく簡素なものに美を見いだし、それを喜びとすることが、この巨大な消費社会では必要なのだ。」『天の香り』レモンバームの頁導入部より(p.97) スザンネ・フィッシャー・リチィ著

レモンバームというハーブは、植えてみるととても強く育ってくれる。ハーブティーとして使われる品種は表題の「Melissa officinalis」なので、園芸店などで見かけたら学名を確認してみてください。

note でも度々ご紹介しているように思いますが、本当に現代社会の人々にとっておすすめのハーブです。

スマホの見過ぎ、仕事での悩み、人間関係での悩み、考えることがたくさんで、体を動かせていない。頭が痛くて、パツパツになっている。そんなときにもいいです。そして、人に関わるお仕事(接客業やコンサルだけでなく、ヒーリング、カウンセリング、リーディング含めて)をしていて、色々と無意識のうちに受け取ってしまう方にも。

レモンバーム(メリッサとも呼ばれ、ギリシャ語で蜂蜜を意味します。)は木星を支配星に持つハーブです。木星は拡大や可能性の天体なので、アスペクトを取ると楽観を与えてくれたりスケールを大きくしてくれたりするんですね。

それなので、心配事で目の前しか見えないような辛い状態の時に、ふっと気持ちを楽にさせてくれるのでしょう。春や秋など、季節の変わり目のストレスによる自律神経の不調が多くなる時期に都会のハーブ屋さんにいた時もよく選ばれていました。ストレスを抱えているときは胃腸の調子も悪くなりやすいですが、レモンバームに含まれる揮発油成分は消化を助けたり、不安や緊張、落ち込みが原因の便通異常を整えるサポートをしたり、緊張などによる軽い頭痛のケアもしてくれます。

ラテンアメリカではtronji para la penaと呼ばれ、“悲しみによい芳香植物”という意味があるそうです。本当に世界中に生えて、人々を支えてきた植物なんですね。チャクラは生きる根源的な力や創造性に対応する第1、第2チャクラに対応していて、グラウンディングも助けます。瞑想の前後に召し上がるのもおすすめです。感情の荷物を解放し、創造性を取り戻したいときに選んでみてほしいハーブの一つです。

10月2日06:05牡羊座満月のハーブのレシピ

<Silver seeds”Live in the now”>

今月の最初の満月の銀の種の種明かし。

タイム1g

ジュニパー3g

ジャーマンカモミール7g

ダンディライオンルート7g

ローズヒップ2g

をよく混ぜ、小さじ2杯ずつ計量して1回分となります。

このグラム数で作ると5回分くらいは飲めるかな。

気に入ったら作ってみてくださいね。いくつかアファメーションをかけているのですが、一つ置いておきますのでこれもハーブに聞かせてあげてください。

今月末にはまた満月がやってきます。次回の銀の種もお楽しみに。

「私は喜びを持ち創造する。私はそれが結実するまで愛し、そして育む」

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